保護者様の主観だけでなく、お子様の個性や特長の本質を見極め、その可能性を伸ばすことを目的として、臨床心理士が「WISC-IV知能検査」を行います。
この検査は、70年以上の歴史を持つ「ウェクスラー式知能検査」の一つで、世界20数カ国で全体的な知的能力や記憶・処理に関する能力を測るテストとして使用されているもの。国内でも、医療現場で治療を行うためのエビデンスとして使われています。
AKIRA受験相談所の臨床心理士は、その医療現場でも豊富な経験を持っています。
WISC-IV知能検査を行うことで、下記の4つの指標について数値化することができます。また同時に、全体的な認知能力を表す「全検査IQ(FSIQ)」についても数値化されます。
言語による理解力・推理力・思考力に関する指標です。この力により私たちは言語によるコミュニケーションをとったり、そこから推論することができると考えられています。
視覚的な情報を把握し推理する力や、視覚的情報にあわせて体を動かす力に関する指標です。新しい情報に対する解決能力や対応力にも影響すると考えられています。
一時的に情報を記憶しながら処理する能力に関する指標です。ワーキングメモリは読み書き、計算といった学習能力や、集中力に大きくかかわることが指摘されています。
視覚情報を処理するスピードに関する指標です。マイペースで切り替えが苦手である場合などもこの指標得点が低くなることがあります。
IQ/群指数 | 記述的分類 | |
---|---|---|
全検査IQ | 141 | 非常に高い |
言語理解(VCI) | 115 | 平均の上 |
知覚推理(PR) | 129 | 高い |
ワーキングメモリ(WMI) | 144 | 非常に高い |
処理速度(PSI) | 141 | 非常に高い |
WISC-IV知能検査により判明したお子様の個性や特徴は、基本的に一生変わることはありません。
中学受験だけでなく高校や大学受験、さらに今後の人生設計を考えるときにも、大いに参考となる指標です。